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第01号 / 日曜日の読書室

MORI

COFFEE, WORDS & QUIET MOMENTS
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COFFEE / MORI JOURNAL

何もしない朝に、一杯

予定のない日曜日。窓のそばで、湯気がゆっくりほどけていく。

目覚ましをかけない朝は、時間の輪郭が少しやわらかい。いつものコーヒーを淹れて、窓のそばへ運ぶ。何かを始める前に、その香りを眺めてみる。

この一杯に、大げさな約束はいらない。冷めるまでの数分を、自分のために使う。それだけで、日曜日の始まり方が変わる。

本を開いても、開かなくてもいい。ページの間に落ちる光を見ているだけで、朝はもう十分に豊かだ。

急がない朝には、急がない一杯を。
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READING / MORI JOURNAL

読まないページの余白

最後まで読まなくても、心に残る一行がある。

途中で閉じた本を、失敗した読書にしなくていい。好きなページを開いて、ひとつの言葉を拾う。今日はその言葉だけを持って過ごしてみる。

読み終えることよりも、立ち止まること。余白は、続きを考える場所になる。

しおりの位置を少し戻してみる。以前と同じ文章が、違う表情を見せるかもしれない。

本の余白に、今日の自分がいる。
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PLACE / MORI JOURNAL

窓際という小さな席

街を眺める。音を聞く。自分の居場所を見つける。

窓際の席には、外と内の両方がある。行き交う人の足音と、カップを置く小さな音。そのあいだに、自分の時間が置かれる。

同じ窓でも、日によって光が違う。雨の日には、景色が少し近く見える。晴れた日には、遠くまで視線を運べる。

ここは実在のカフェではなく、文章と写真のための架空の場所。読んだ人が、自分だけの窓際を思い出すための読書室だ。

いつもの街にも、静かな入口がある。
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MORIは、架空の編集部による読みもののサイト見本。掲載文章・写真・場所は制作コンセプトです。